近年、人件費の高騰や中東情勢の悪化による建築資材不足などから、新築住宅の価格高騰・供給の遅れが深刻化しています。 その影響も相まって、中古住宅の需要が高まっていますが、昔からある中古住宅へのマイナスイメージ “品質や住宅性能の質の不安” などの、目に見えない部分の不安は簡単になくなるものではありません。
実際にある企業が、過去に中古住宅(戸建て・マンション含む)を購入した経験のある630人にアンケートを実施したところ、購入する前に不安に感じていたこととして、43.3%の方が「見えない不具合(雨漏りやシロアリ等)の有無」、37.9%の方が「修繕やリフォームにどの程度費用がかかるか」と回答しました。 そして、購入後に感じている不満について、27.1%の方が「当初想定より修繕やリフォーム費用がかかったこと」、24.6%の方が「予期せぬ不具合が購入後にみつかったこと」と、不安に思っていたことが現実になってしまうケースもあるようです。
そこで国交省では、これまでの中古住宅のマイナスイメージ(不安・汚い・わからない)を払拭するため、2017年12月に≪安心R住宅≫制度を創設。 一定の条件を満たした住宅に、国が商標登録したロゴマークを付けて販売する事で、一般消費者がひとめで安心な住宅だと分かりやすく表示する“安心の中古住宅”を提供する仕組みです。
ところが、創設から10年近く経った≪安心R住宅≫制度ですが、残念ながら一般消費者の認知度はまだまだ低いのが現状です。