マンションには「大規模修繕」という、建物の劣化を防ぐための工事があります。 丈夫なマンションでも、雨風や日射の影響を毎日受けていると少しずつ劣化していくため、めやす的には12年~18年に一度のペースで行われています。
大規模修繕が行われるにはメリット・デメリットがありますので、マンションの購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
*そもそも大規模修繕とは・・?
大規模修繕工事は、経年劣化によって傷んだ箇所を補修し、建物の構造や外装、設備などを適切に修復する工事です。 これにより、新築時のように性能を回復させ、居住快適性を取り戻すことができます。 また、外壁タイルの剥落などから居住者や地域住民を守り、安全性を確保することもできます。 劣化や破損などが原因で事故が起きてしまった場合、資産価値は大幅に下がってしまうため、大規模修繕工事は、建物の耐久性と安全性、資産価値の維持・向上に欠かせない工事です。
大規模修繕が定期的に行われているマンションは、計画性があり、安全性が高く、資産価値が下がりにくい傾向にあり、大規模修繕が行われていないマンションは、計画性がなく、今後資産価値が大幅に下がる可能性があるため、中古マンションを購入する際は、過去の修繕記録を確認して見ましょう。