マイホームの購入を検討する際、これまでの日本は新築志向が高く、約9割の人が新築住宅を選んできました。 ところが、物価高や新築価格の高騰に併せて、新築よりも間取りの広さや立地を重視する考え方の人が増えてきたことで、中古住宅市場が活性化してきています。 ところが、実際に中古住宅を購入するとなると、不安に感じる方がいるのも事実です。 手頃な価格に魅力を感じても、品質が悪く、修繕や維持費が高いと元も子もありません。 ”安心できる良質な家”を選ぶことが中古住宅購入の成功へのカギとなります。(築年数が浅くても、建物の状態が悪かったり、リフォーム費用が高かったりすることもあります)
そこで、2017年12月から国交省が創設した制度が≪安心R住宅≫です。 これまでの中古住宅のマイナスイメージ(不安・汚い・わからない)を払拭するため、一定の条件を満たした住宅に、国が商標登録したロゴマークを付けることで、一般消費者へ分かりやすく”安心の中古住宅”を提供する仕組みです。
ところが、創設から5年以上経った≪安心R住宅≫制度ですが、一般消費者にほどんど認知されていないのが現実です。